[2017/05/01] (最終更新日 2025/01/29)
被リンクがついてから検索順位が上がるまで何日かかる?
「検索順位はいつ、どのタイミングで上がるのか」。
SEO施策を日々実行している皆さまは一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
検索順位は、そもそも検索エンジンのクローラーがページをクロールする事により検索エンジンにインデックス登録される事から始まります。インデックス登録されると、検索ユーザーの目に触れることができるのです。
検索順位を上位に上げられるように様々な方法を試すと思います。
例えば「内部リンクの最適化」「ページタイトルの修正」「コンテンツ内容のリライト」などの方法も上位表示を目指す施策としておすすめですが、
コンテンツ(文章)の充実度と並んで、Googleの検索上位表示に大きく影響するのが、あなたのサイトについた外部サイトからのリンクである「被リンク」の有無です。
被リンク(他のサイトからのリンク)がついたサイトは、それから検索順位が上がるまでにどれくらいの時間がかかっているのでしょうか?最新データから現在の状況を説明します。
目次
全サイトの半数以上が「4週間」かかっている
SEO Pack利用サイトの最新事例データによれば、被リンクをつけたWebサイトの半分以上が、順位が上がるまでの期間は4週間かかっていることがわかりました。
SEOを考えるサイト管理者の中には、被リンクがついたらすぐに順位が上がる、と考える人も少なくありません。しかし実際は、Webサイトについた被リンクをGoogleなどの検索エンジンが認識し、さらに評価した結果が検索順位に反映されるまでは、平均数週間かかると考えられます。
なぜ時間がかかるのか
しかし、なぜこれほどSEO効果の反映までに時間がかかるのでしょうか?
それは、Googleが扱うサイト(WEBページ)数が、あまりに途方もない数だからです。
Google公開の統計データによれば、Googleが掲載するWEBページの数は 130兆(130,0000,0000,0000)ページに及ぶとのことです。(※2017/05/01時点掲載データ)
130兆に及ぶWEBページを評価したうえ、さらに「どのページがどのページより何位高い評価(順位)に値するか」を決めるのに、Googleは数週間かけている、ということです。
被リンクがついてから4週間。長い?短い?
こう考えると、先程のデータにある4週間というのは、おおむね納得のいく日数ではないかと思われます。
そもそも、1つのWEBページでも数十~数百の検索結果に表示されるわけで、しかも検索ワードごとに順位も違うはずです。それを130兆のページごとやっているとすると、気の遠くなるような計算が必要になります。
それを、わずか数週間で決められてしまう、と考えると、むしろGoogleの凄さが改めてわかるようにも思われます。
「対策サイトの八割が順位上昇」までは、何週間?
なお、SEO Pack利用者の最新データ統計によれば、利用サイトの半分以上(67%)の順位上昇には4週間、さらに「8割以上(82%)」だと、順位上昇には6週間かかっています。
この統計データは、2017年3月頃のものでありますが、SEO Packユーザサイトの八割は、二月始めに被リンク対策を行ったら、三月の第二週頃に順位が上がった、ということになります。
被リンクがあっても検索順位が上がらないのは何故?
検索順位の上位にならないというケースでは「被リンクが少ない」可能性も原因の一つと考えられます。
「Googleが掲げる10の事実」にある文章を引用します。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が成果を出し続けている理由は、何百万人ものユーザーがウェブサイトに張ったリンクを参考に、どのサイトが価値のあるコンテンツを提供しているかを判断しているためです。Google では、200 以上の基準と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。特許を取得した PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最も良い情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google は、オープンソース ソフトウェア開発にも力を入れており、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進んでいます。
Googleはリンクを「投票」と解釈し、有益な情報を発信しているサイト(ページ)には多くの「投票」が集まると解釈できます。
しかし、以前とは違い、被リンク数だけ膨大な数があったとしてもそれだけで検索順位の上位にはなりません。反対に、被リンクが少なすぎる場合もSEO効果を出しにくいと言えます。
もし、被リンクがある状態のサイト(ページ)の検索順位が上がらないと考えている場合は、もう少し被リンク数を増やす施策を考えてみると良いでしょう。
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検索順位はいつ上がる?
本記事では、検索順位がいつ上がるのかについてSEO Packの利用者データと共にご紹介しました。
検索順位は、クローラーがページをクロールし検索エンジンにインデックスされなければ計測できませんが、インデックスされた後の施策としては「内部リンクの最適化」「ページタイトルの修正」「コンテンツ内容のリライト」などのコンテンツSEOに加え「被リンクの対策」も挙げられます。
検索エンジンの反映時間については、Googleのサーチコンソールで「URL検査」の「インデックス登録をリクエスト」すると、早くて翌日にはGoogleの検索結果に新しい情報が反映しますのでお試しください。
また、SEO Packのご利用ユーザー様のデータ(2017年3月時点)では、67%のホームページが4週間以内に順位上昇している事がわかりました。
Googleの順位は毎日変動し、最終的に順位上昇するサイトでも、一時的に順位が下がることがよくあります。対策を始めたてのサイトは、細かい順位の動きに惑わされず、数週間単位での順位の上下を見てseo効果を判断するようにしてください。

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