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[2015/10/26]
Webマーケティング担当必見!「リスティング広告」と「SEO」ではここが違う!
「リスティング広告」と「SEO」の違いわかりますか?
どちらもWebサイトに誘導する手段ですが、大きな違いがあるんです。
SEOPackブログ更新担当のヒデです。
キーワード検索をしたユーザーを自社のWebサイトへ誘導する手段に、「リスティング広告」と「SEO」がありますが、マーケティング担当の方、この2つの違いをちゃんと理解していますか?
今回は、いまさら聞けないリスティング広告とSEOの違いについて説明します。
リスティング広告とは
検索キーワードに連動している「検索連動型広告」
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、キーワード検索した時にその検索キーワードに合わせて表示される有料広告の総称のことで、「検索連動型広告」とも呼ばれています。
広告の表示形式は、「タイトル」「説明文」「URL」からなるテキスト広告タイプで、広告が表示される場所は、Googleの検索エンジンでは検索結果の上と下と右側に、Yahoo!の検索エンジンでは検索結果の上と右側に表示されます。
リスティング広告が掲載される媒体は?
リスティング広告ができる媒体はいくつかありますが、「Google」と「Yahoo!」の2種類だけおさえておけば問題ありません。
◇ Google AdWords
利用者数が世界№1であるGoogleの検索エンジンをはじめとした、Googleネットワークと呼ばれるWebサイトやブログに広告が表示されるサービスです。
掲載サイト:Google、goo、ライブドア、BIGLOBE など
Google AdWordsの詳細はこちら
⇒ https://www.google.co.jp/adwords/
◇ Yahoo!プロモーション広告
国内№1検索エンジンシェアを誇るYahoo! JAPANをはじめとした検索エンジンの検索結果ページに表示されるサービスです。
掲載サイト:Yahoo! JAPAN、bing、Ameba、@nifty、excite など
Yahoo!プロモーション広告の詳細はこちら
⇒ http://marketing.yahoo.co.jp/service/promo/
リスティング広告の掲載順位の仕組み
基本、広告が表示されただけでは費用が掛からなく、閲覧者が広告をクリックした時点で費用が発生する「クリック課金型」です。
Google AdWordsもYahoo!プロモーション広告のどちらもリスティング広告枠がありますが、1クリックあたりの単価が高いほど上位の広告枠に掲載されます。
リスティング広告とSEOの2つはなぜ比較されるのか?
リスティング広告とSEOはどちらも検索エンジンを媒体としてユーザーをWebサイトに誘導する手段なのでよく比較され、SEOPackの方にもたまにそのようなご質問をいただきます。
結果から言うと、どちらもユーザー側の“探す・調べる”という観点から考えると同じものですが、企業側の“誘導・集客”方法としては費用も時間も労力も全くの別物です。
次はリスティング広告とSEOそれぞれの特徴あげて説明してみましょう。
リスティング広告の特徴
リスティング広告の大きな特徴として次の4つがあげられます。
- 広告費がかかる
- すぐ広告が表示される
- クリック率が低い
- コントロールしやすい
1.広告費がかかる
リスティング広告には少なからず、必ず広告費がかかります。
リスティング広告の単価は、1円~9999円でキーワードや広告の品質、入札者数によって変わり(検索回数が少なく競合性の高いキーワードの価格は高騰)、オークション(入札形式)で決まります。
そのため、“広告がクリックされた回数×オークションで決まった単価”で1広告の広告費が決定します。
2.すぐ広告が表示される
リスティング広告はアカウントを用意し、キーワード・広告などの入稿が完了し、媒体審査が終われば広告掲載を開始することができます。
最短即日表示が可能なので、イベントや期間限定のキャンペーンサイトにユーザーを集客するには便利です。
3.クリック率が低い
リスティング広告は検索結果の上下、右側に表示されるため、クリック率が高いと思っていませんか?
しかしそれは全くの逆で、人は基本的に広告を避ける(無視する)習性があるため、自然検索(オーガニック検索)で表示された方のクリック率が高くなります。
4.コントロールしやすい
リスティング広告は、表示される地域や年齢などの広告配信対象の設定もでき、1日辺りの上限予算も自由に決めることができるので、必要以上に予算がかかることはありません。
また、管理画面で常にコントロールすることが出来るため、広告の表示回数、クリック率、CV率(コンバージョン率)などの費用対効果の数値を見て、予算やキーワード、入札額の変更から、出稿の停止・再開・継続などを自由にコントロールすることが出来ます。
SEO対策の特徴
SEOの大きな特徴として次の4つがあげられます。
- 無料でもできる
- 時間がかかる場合が多い
- 上位表示されると高いクリック率が見込める
- コントロールできない
1.無料でもできる
SEO対策は、自然検索(オーガニック検索)で上位表示させるための対策です。
もともと検索エンジンの検索結果は、検索キーワードに対し、“よりユーザーに有益な情報”だとGoogleのアルゴリズムに判断されたものが上位に表示されます。
そのため、他のサイトより素晴らしいコンテンツを用意するだけなので、無料で対策できます。
※自分で内部対策ができなかったり、外部対策をSEO業者に依頼する場合はもちろん費用がかかります。
2.時間がかかる場合が多い
コンテンツ内容やサイト構造をよくする内部対策も、他のサイトから被リンクを受ける外部対策も、どちらもすぐには効果はあらわれません。
また、キーワードによっては上位表示させるまでにかなりの時間がかかるので、イベントや期間限定のキャンペーンサイトにユーザーを集客するには不向きです。
3.上位表示されると高いクリック率が見込める
ほとんどのユーザーは上位表示(1ページ目に表示)されたサイトをクリックします。
リスティング広告もそれは一緒ですが、Googleのアルゴリズムによって上位に表示されたということは信用できるサイトと考えられるので、上位表示されることによって、リスティング広告よりも高いクリック率が見込めます。
また、一度上位表示されると、しばらくは上位表示されつづけるので、長期的には良い。
4.コントロールできない
検索エンジンのアルゴリズムによる影響が大きく、上位表示させるには時間と労力を消費しますし、順位が上がったとしてもずっと上位表示されるわけではありません。
もし、順位が下がりクリックされなくなっても、リスティング広告のようにキーワード変更がパッとできません。
また、過度なSEOをするとGoogleが公式に発表しているウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインに違反してしまい、ペナルティを受けてしまう可能性があります。
リスティング広告とSEOの違い
リスティング広告 | SEO |
---|---|
広告費がかかる | 無料でもできる |
すぐ広告が表示される | 時間がかかる場合が多い |
クリック率が低い | 上位表示されると高いクリック率が見込める |
コントロールしやすい | コントロールできない |
リスティング広告とSEOはどちらも検索エンジンでユーザーを誘導する手段ですが、上の表のようにまったく異なる特徴をもっています。
中でも、一番の大きな違いはコントロールができるかどうかです。
とはいえ、そもそもリスティング広告と自然検索(オーガニック検索)をクリックするユーザーではその質が違います。
リスティング広告をクリックするのは“購買意欲の高いユーザー”が多いのに対して、自然検索の方は“下調べ段階のユーザー”が多い傾向にあります。
リスティング広告とSEOどっちがいいの?
「結局リスティング広告とSEOどっちがいいの?」
結局この質問になると思います。
ただ、やはり一概に「どっち!」とは言えません。
なぜなら、リスティング広告にもSEOにもどちらにもメリットとデメリットがあるからです。
しいて言うなら、両方のデメリットを補うために「両方使えばいい!」と言わせてください。
まとめ
最短即日表示が可能なリスティング広告でどういうキーワードがクリックされるのかデータを溜めてから、効き目のあるキーワードをSEO対策すると、より良い結果に繋がります。
リスティング広告か自然検索、とにかくどちらかに出てないと検索エンジンからのクリックは来ません。
なので、どちらかには出るようにしましょう!
[2015/10/20]
勘違いしていませんか?被リンクの本数が正確にわかることはありません!
管理するサイトにどんなサイトから被リンクを受けているか調べる方法を知っていますか?
もしかしたら変なサイトから被リンクを受けてるかもしれません。
管理するサイトにどんな被リンクを受けているか知っていますか?
今回はどんな被リンクを受けているかチェックする理由と方法をご紹介します。
被リンクをチェックする理由
外部SEO対策で被リンクを受けることはとても効果的だとSEO初心者の方もSEO対策を始めようと調べた時に知ったことと思います。
もちろんその通りで、良いWebサイトからの被リンクを受けると検索順位の結果がアップします。
が、しかし、逆にスパムサイトから悪質な被リンクや低品質な被リンクを受けるとGoogleからペナルティを受ける可能性があります。
中には、そのペナルティを狙って、ほかのWebマスターがあなたの管理サイトへ逆SEOを仕掛けているかもしれません。
それを回避するためにも、Webサイトの管理者はどのようなサイトから被リンクを受けているか知っておかなければいけません。
もし、スパムサイトから悪質な被リンクや低品質な被リンクを受けていた場合で、そのスパムサイトの管理者がわかる場合は、管理者に連絡をして被リンクを解除してもらいましょう。
もし解除してもらえない、または管理者がわからず解除できない場合は、Google Search Consoleのリンク否認ツールを使ってその被リンクを否認することで、Googleにその被リンクをサイトを評価する時に省いてくれるように依頼することもできますので、必ず行いましょう。
スパムサイトから悪質な被リンクや低品質な被リンクの否認の方法は、また別の機会に書きたいと思います。
被リンクをチェックする方法
被リンクをチェックする方法はいくつかあります。
今回は、そのうち3種類の方法をご紹介します。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
過去の記事でも何度か登場しているGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)。
Googleの公式無料サービスで、管理サイトのパフォーマンスを監視・管理ができる便利なサービスなので、Webマスターは必ず管理サイトをGoogle Search Consoleに登録しましょう。
登録の仕方はこちらを参照してください。
https://seopack.jp/seoblog/google-search-console-registration/
Google Search Consoleを使うと誰でも簡単に被リンクを調べることができます。
被リンク一覧を手に入れて、そのままGoogle Search Console内のリンク否認ツールを使ってスパムサイトからの悪質な被リンクや低品質な被リンクの否認依頼をしましょう。
- Google Search Consoleにログイン。
- 該当するサイトをクリック。
- ダッシュボードで [検索トラフィック]、[サイトへのリンク] の順にクリック。
- [リンク数の最も多いリンク元]の[詳細]をクリック。
表示されたドメイン一覧がサイトが被リンクを受けているサイトです。
出てきたドメインをクリックすると、さらに詳細が表示されます。 - [その他のサンプルリンクをダウンロードする] をクリックし、ダウンロード形式(今回はCSV)を選択。
サイトにリンクしている全てのページが載っているファイルがダウンロードされます。
※ダウンロードしたCSVファイルですが、エンコードが「UTF-8」になってるので、エクセルで編集する場合は、エンコードを変更できるテキストエディタで開き、「Shift-JIS」で保存し直す必要があります。
Open Site Explorer(オープンサイトエクスプローラー)
SEOmozが提供しているツールです。
被リンクチェックのほか、様々な機能を無料で使うことができますが、無料ユーザー登録をしないと1日3回までしか使えません。
無料ユーザー登録をすると1日に何度でも使えるようになるので、1日に何度も使うようならば、無料ユーザー登録をするといいでしょう。
今回は無料ユーザー登録は省いて被リンク一覧の確認方法だけ説明します。
- Open Site Explorerにアクセス。
- 検索窓に調べたいURLを入力。
- 被リンク受けている総ドメイン数、被リンク数が表示される。
hanasakigani.jp(ハナサキガニ)
弊社が提供している無料の被リンクチェックツール。
「被リンクドメイン数」、「被リンク数」、「アンカーテキスト」、「Googleページランク(PR)」などがわかります。
- hanasakigani.jpにアクセス。
- 検索窓に調べたいURLを入力。
- 被リンク受けているドメイン数、被リンク数が表示される。
どのツールでも全ての被リンク数はわからない
SEOPackのユーザー様からたまに
「SEOPackを申し込み、設定してもらったのにチェックツールで調べたら全然被リンクがついてない」
という内容の質問をいただくことがあります。
実は、今回ご紹介した3種類の被リンクチェックツールを含めた全ての被リンクチェックツールにおいて、実際に受けている被リンクの実数がわかるわけではありません。
なぜ被リンクの実数がわからないかと言うと、調査ツールによってさまざまですが、基本的には検索エンジンから被リンク情報を取得していることが多く、その検索エンジンが全ての被リンクの情報を公開していないので、被リンクの数が少なく表示されます。
Googleにおいても被リンクデータを“全て開示しているわけではない”ので、Google公式の「Google Search Console」でも、被リンクの実数がわかりません。
ただ、それでもGoogle Search Consoleで取得できるデータはほかのツールに比べると多くの被リンクがわかるので、もしGoogleからペナルティを受けてしまって被リンクの否認をして再審査リクエストをする必要があった場合でも、一般的なWebサイトであればそのデータで十分でしょう。
まとめ
管理サイトのパフォーマンスを監視・管理をする上でも被リンクの把握は必要です。
ただ今回紹介した3種類の他にもさまざまな被リンクチェックツールがありますが、その全てで被リンクを完全に把握することはできません。
被リンクデータがわかるのはGoogleだけなので、受けているはずの被リンク数がなくても、焦らないでないでください。
[2015/10/16]
SEOに効果的なアンカーテキストにするための4つのポイント
SEO対策したキーワード(アンカーテキスト)を分散させて、ペナルティを受けないように調節するアンカーテキスト分散と効果。
SEOPackの新規ユーザー様からよく「アンカーテキスト分散」がよくわからないというご質問をいただきます。
そこで今回はアンカーテキスト分散とその効果について説明していきます。
アンカーテキストとは
アンカーテキストとは、簡単に説明するとリンクが設定されたテキスト部分のことで、「リンクテキスト」ともいいます。
HTMLでは下記のように<a></a>で囲んだ「SEOブログ」の部分がアンカーテキストになります。
<a href=”/seoblog/”>SEOブログ</a>
SEOにおけるアンカーテキスト
検索エンジンのアルゴリズムでは、アンカーテキストの文字列はリンク先(外部サイト)のコンテンツと強い関連があると考えられています。
そして、外部サイトからのリンク(被リンク)を多く受けてると、そのサイトはGoogleからの評価が高くなり、検索結果で上位に表示されます。
これがSEOの外部対策です。
つまりGoogleのSEOの外部対策において、アンカーテキストにSEO対策をするキーワードが含まれているというのは基本中の基本となり、“対策キーワードと完全一致したアンカーテキスト”を設定することで、特定キーワードでの上位表示が狙えます。
ただし、アンカーテキストを“対策キーワードと完全一致したアンカーテキスト”ばかりにしてキーワード比率を多くしてしまうと、Googleから「不自然なページだな」「スパム行為か?」とみなされて、ペナルティの対象になってしまうので注意してください。
ペナルティのリスクを分散する「アンカーテキスト分散」
先にも書きましたが、アンカーテキストが“対策キーワードと完全一致したアンカーテキスト”ばかりにしてしまうと不自然に見えてしまいます。
そこで、不自然に見えないようにするために“アンカーテキストのキーワードを分散させて、ペナルティを受けないように調節する”ことが必要になります。
これを「アンカーテキスト分散」と呼びます。
アンカーテキストをどれくらい同じにするとペナルティを受けるかは明確にはわかりませんが、分散させることでペナルティを受ける可能性はグッっと下がります。
「ペナルティを受けないようになるのはいいが、アンカーテキストを分散させると効果が弱くなるのでは?」と思うかもしれませんが、これは以前に弊社で実験をし“アンカーテキストが分散していてもSEO効果は十分に出る”という結果が出たので安心してください。
その実験の内容は
「外部リンクのアンカーテキストが分散していると効果はない?」
に書かれてますので、確認してみてください。
アンカーテキスト分散は自然さが大事
有料リンクばかりに目を向けていると見逃しがちなのですが、自然に受けた被リンクのアンカーテキストというのは、サイトタイトルだったり、URLだったり、会社名だったりとさまざまです。
そのため、アンカーテキストが対策キーワードと一致することは珍しく、キーワードが偏ることもほとんどありません。
なので、自然に受けた被リンクに見せるには“自然”なアンカーテキストにし、なおかつ分散させましょう。
また、アンカーテキストにはさまざまなものがあるという観点から、対策キーワードと一致しないアンカーテキストにしても良いですし、対策キーワードを上手に含めたタイトルを考案したり、共起語(単語と一緒によく使われる語句)を用いるなどして、アンカーテキストを工夫してみると、より高いSEO効果が得られるかもしれません。
SEOPackの無料オプション
SEOPackではGoogleのSEOの外部対策の基本に従い、お申し込みいただいたキーワードをアンカーテキストとして設定しています。
そして、無料オプションとしてアンカーテキスト分散もご用意しています。
アンカーテキスト分散はユーザー様ご自身でご契約中いつでもseodoorから設定・変更が可能です。
seodoorにログイン後、ページ下部のSEO Pack登録サイト情報の項目で、下の画像のように該当案件のご契約の[追加テキストリンク変更]ボタンをクリックしてください。
編集ウィンドウより、アンカーテキスト分散の設定・変更ができます。
ぜひ、ご利用ください。
SEO対策キーワードと完全一致の内部リンクは大丈夫!?
アンカーテキストというと、サイト内のほかのページへの内部リンクもそうですよね。
でもこれって、「キーワードを含めたアンカーテキスト比率的にヤバイんじゃ?」って思いませんか?
でも安心してください。
この疑問に関しては、Googleの検索品質チームの責任者であるMatt Cutts(マット・カッツ)氏がウェブマスター向けのQ&Aビデオで回答してくれています。
ひとことで解説すると、
「普通は問題ない。内部リンクによって何かトラブルが起きることは普通はない。」
ということです。
まとめ
SEOに効果的なアンカーテキストにするための4つのポイントに注意しましょう。
- リンク先のコンテンツがわかるようなアンカーテキストにする
- アンカーテキストにSEO対策するキーワードを含める
- 自然なアンカーテキストにする
- ペナルティを受ける確率を下げるために、アンカーテキストを分散する
[2015/10/15]
実は重要だった!SEO効果もあるパンくずリスト
ユーザーがWebサイト内のカテゴリ構造上現在どの位置にいるかを簡単に分かるようにするための「パンくずリスト」。
実はSEOを考える上でも重要なんです。