[2021/08/19] (最終更新日 2022/05/30)
基本的なSEO対策を理解する
SEOの目的・対策のメリットなど、SEO初心者でも簡単にできる基本的な知識とSEO対策方法の流れを解説しています。SEO対策の基本的な理解を深めたい!という場合にお役立てください。
目次
SEOの目的とは?
SEO対策をする目的は、Googleなどの検索エンジン経由でホームページに「アクセスや申し込みを増やしたい」などとお考えの場合が多いのではないでしょうか。実際にもこのような目的でお問合わせいただく事が多く、それぞれSEO対策に着手される方が多いようです。
Webマーケティング手段のうちのひとつであるSEO対策ですが、SEOの仕組みは、ホームページが検索ユーザーに評価される事で、検索エンジンに評価される事に繋がり、Googleなどの検索結果の上位に表示される事により、より多くの検索ユーザーがあなたのサイトに訪問(アクセス)してくれるようになります。
それでは評価されるページとはどういったものなのか、というと、検索ユーザーの欲しいと思っている「情報」があるページといえます。ページ中に探している質問や悩みの答えがあれば、そのページは検索ユーザーの役に立ち、検索エンジンにも評価されることにつながります。
SEOの魅力
さて、SEOの魅力とは何でしょうか?SEO対策により上位表示をすると、検索エンジン上での無料のブランディング効果や、検索結果から無料でアクセスを獲得できるという点がSEO対策の魅力の一つとして挙げられます。SEOはリスティング広告のようなコストが発生する広告出稿とは違い、1クリック(1アクセス)毎に費用が発生しません。
このようにSEO対策は、上位表示が出来るとブランディング効果やコスト面の魅力がありますが、上位表示を目指す方法は、必要な対策だけに絞れば、無料で検索順位を上げることができます。「難しい事はわからない」「あまり費用がかけられない」と、今までSEOを諦めていた方でもできる、基本的なSEO対策を紹介します。
SEO対策の基本的な方法
SEO対策は、大きくわけてWebサイト内に施す「コンテンツ対策」「内部対策」と、Webサイトの外に施す「外部対策」の2つに分けることが出来ます。
内部対策やコンテンツ対策は、ページの見出しを表す「タイトルタグ」や検索意図と対策ページの内容の一致、サイトの使いやすさ(ユーザビリティ)の改善など「対策サイトそのもの」に対する施策です。
内部対策やコンテンツ対策は、検索ユーザーやGoogle/Yahoo!などの検索エンジンに向け、有益な情報をわかりやすく伝えるようにページを最適化する事となりますが、最適化した結果、対策ページが評価されるようになります。
一方、外部対策というのは、外部のサイト(別のドメイン)から自分のサイトへリンクを受ける「被リンク対策」となります。昔のSEOでは被リンク数が多ければ多いほど有利といった傾向がみられました。しかし現在のSEOでは、単純に被リンクの数ではなく、品質やドメイン数がポイントになります。
このようにSEO対策は、基本を押さえれば専門知識を持たない初心者でも難しいことなく対策する事ができます。まずは、SEO対策の第一歩である「対策キーワード」を決定しページタイトルの最適化を進めましょう。
SEO対策の実践
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SEO対策キーワードの決定
対策キーワードを定める事は、「何のキーワードで上位化したいのか」という対策の方向性を明確にし、実際に対策を進める上で内部対策においてもコンテンツ対策においても、全ての軸となる大事な決め事です。
キーワード選びのポイントは、簡単にいうとライバルが強くなさそうなキーワードを選びましょう。
「自動車」「整体」など、ワンワードのビッグキーワードでは上位化を目指し対策したとしても、なかなか時間とコストがかかり、上位化は難しい事が想像できます。それでは「どのようなキーワードを選ぶべきか?」というと、「自動車+整備」「整体+地名」など、「ターゲット」や「目的」を絞り込んだ対策キーワードを選ぶ事をおすすめします。
キーワード選定には、便利な無料ツールを活用しましょう。
SEO Packが提供するSEOキーワードを探す無料ツール「キーワード難易度ツール」は、月間推定検索ボリュームやSEOの難易度も表示されるので、キーワード選びの目安として利用すると便利です。
Googleなど検索エンジンは、専門性が高く、テーマがはっきりとしているページを高く評価します。
自分のサイトのテーマは何か、そのテーマで検索されやすいワードか、そしてコンバージョンに繋がるワードであるかどうかを調査し最適な対策キーワードを1つに絞り込んでください。
ターゲットをある程度絞り込む事で、より購入意欲の高い顧客の集客に繋がります。またGoogleもSEO対策の基本として1ページ・1キーワードで対策する事を推奨しています。
キーワードの選び方は、ユーザーがどんなキーワードで検索するのかを考え、対策するページの内容と検索意図がマッチしているかを確認し対策キーワードを決定しましょう。キーワード選定で迷っている場合は、キーワード無料相談窓口までご相談ください。
ページタイトル< title >の最適化
ページタイトルの最適化はSEO対策において順位上昇のカギを握る基本的な要素です。
SEOの法則に沿いポイントを抑えた正しいタイトルを設定し順位上昇を目指しましょう。
基本的なタイトル最適化のポイント
- 対策キーワードを(前方に)含め、クリックされやすい目をひく文言にする
- 文字数は30文字程度に収める
- サイト内に同じタイトルのページが無い事を確認する
タイトルタグを最適化する重要性とは?
タイトルタグ< title >は、googleの検索エンジンや検索ユーザーが「そのページにはどんな情報があるのか?」を知る手がかりとなります。
SEO対策をする上でタイトルを最適化することは、ページの情報を正しく伝える重要な手段です。
順位上昇を狙うSEO対策方法
対策キーワードを決め、キーワードに基づきページの< title >を整えたら、それだけでGoogleなど検索エンジンからの評価が高まり順位が上昇することもあります。しかし、多くの場合ライバルサイトに勝つためには、もう1段階ステップを踏む必要があります。
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有益なコンテンツの強化
検索ユーザーにとって情報の「量と質」が高いページが評価されるのは当然ですが、Googleも検索ユーザーに有益なコンテンツを提供するページを評価しています。
コンテンツ量(文字数)は、SEO的にも多い方が有利といえますが、ただ文字数の多いだけの薄いページとなってしまっては本末転倒です。コンテンツ量は検索ユーザーが欲しいと思っている情報を深く掘り下げ、検索ユーザーに有益なコンテンツとなれば、情報量も増え、Googleにも評価されるコンテンツに近づける事ができます。
このように、コンテンツ対策で意識したい点は「ユーザーの欲しい情報は何か」という点です。
サイト運営者から見て貴重な情報が盛り沢山のページであっても、検索ユーザーのニーズ(欲しい情報)から外れていれば、検索ユーザーやGoogleなど検索エンジンから評価されにくくなり、SEOでの上位化が難しくなります。
また、コンテンツ作成時に注意したい点は、「SEO対策を意識するあまり、コンテンツ内に対策キーワードを異常なほど詰め込む」事です。コンテンツはあくまでも「ユーザーの欲しい情報は何か」という点がポイントです。対策キーワードのテーマに沿った専門的なページの内容となれば、自然にコンテンツ内にキーワードが用いられている事でしょう。Googleは、そのページがどんな内容があるかを判断するために、コンテンツ(=ページに書いてあるテキスト)を読んでいるので、不自然に詰め込まなくても専門的なページであればGoogleに正しく伝わります。
コンテンツの品質条件「E-A-T」と「YMYL」
Googleの評価基準E-A-T
Googleは検索品質評価ガイドラインで、重要視する評価基準(E-A-T)として「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」を挙げています。
高品質のコンテンツ「E-A-T」=「事実を」「掘り下げて」「わかりやすく書く」こととSEO Packでは解釈しています。事実を書いた記事は「信頼でき」、掘り下げて書いた記事は「専門性があり」、わかりやすい記事は「権威ある」(=人気ある)記事になるからです。
すなわち「事実を、掘り下げて、わかりやすく」書いてあるコンテンツは成果に繋がりやすいのではないかと思います。
検索品質評価ガイドラインのひとつ「YMYL」
Googleの検索品質評価ガイドラインのひとつ「YMYL」とは「Your Money or Your Life」の頭文字をとった、Googleの造語となります。この言葉をそのまま訳すと「あなたの経済活動、ないし、あなたの生活」となります。
YMYLは、お金や医療、法律など私たちの生活に関わる重要なトピックについて、信頼性の低い情報が掲載されないようにGoogleが取り組んでいます。したがって、YMYLに該当するサイトは、以下に注意したサイトを目指すと良いでしょう。
- ・高い E-A-T(専門性、権威性、信頼性)コンテンツ
- ・豊富なコンテンツ
- ・カスタマーサポート情報の充実
- ・レビューなどユーザー評価の獲得
- ・サイトについての信頼できる情報が掲載されている
- ・高ユーザビリティ、使いやすいデザインや機能
Google上位サイトの評価されているコンテンツを確認したい場合はSEOツール「seodoor」を利用する事で、上位の評価されているコンテンツの確認と分析が可能です。SEOツールを上手く活用し対策を成功させましょう。
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被リンク(外部リンク)の獲得
被リンクとは、他のサイトからあなたのサイトに対して設定された外部リンクの事です。
被リンクを多く得ているサイトは、それだけ人に役に立つサイトであると検索アルゴリズムはみなし、事実、順位決定において重視されているのが現実です。
計画的に順位上昇を目指す場合には、被リンク対策もできるSEOサービス「SEO Pack」の利用がおすすめです。
検索順位の計測
コンテンツを強化しリンク対策をしたならば、順位を計測しましょう。順位を指標にすることで、「何をして順位が上昇したか」または「効果が得られなかった対策は何か」などがわかり、順位上昇効果のあった対策だけに集中できるようになります。
順位の計測頻度は、2日おきでも1週間に一度でもかまいません。順位の推移さえわかればいいのです。
順位計測にツールを活用する場合はSEOツール「seodoor」で計測が可能です。
内部リンクの拡充・整備
リンクには、大きく分けて「外部リンク」と「内部リンク」がありどちらも重要なSEO対策です。
「内部リンク」とは、サイト内に設定している被リンクのことを意味し、自社サイト内(ドメイン内)で設定しているすべての被リンクを指します。
内部リンクを拡充・整備すると検索エンジンがサイト内を巡回(クロール)しやすくなり、サイト内のページを内部リンクを辿りインデックスしてくれるようになります。もちろん、ユーザーにとっても使いやすく見やすい構成になるので重要なページへのリンクを意識的に増やすことを試してみましょう。
重要度の高い内部リンクとして重要視されるポイントは以下3点です。
- 内部リンクが設定されている場所(サイト内のどこからのリンクか)
- 内部リンクを設定するアンカーテキストはリンク先のテーマがわかるように
- リンク先ページとの関連性(内部リンクを設定したページのコンテンツ内容)
また、内部リンクの設置される場所としてはヘッダーやフッターなど様々ですが、中でも「本文内からの内部リンク」が効果的といわれています。是非、内部リンクの設定を試してみましょう。
サイト(コンテンツ)の更新
一度順位が上がったとしても、そのままサイトを放っておくと、だんだん順位が下がっていってしまう場合がほとんどです。しかしサイトを更新し続ける事で、高い順位の安定や上昇までも可能になってきます。
SEO Packを活用した順位上昇対策の流れでも、外部リンク対策、内部対策、コンテンツ対策を効果検証しながら繰り返し実行していくことで順位上昇を狙う対策をおすすめしています。
スマホを意識したSEO
あなたのサイトはモバイルでアクセスされる事を想定してつくられていますか?
2021年3月末からモバイルファーストインデックス(MFI:Mobile First Indexing)の本格適用が始まります。
モバイルファーストインデックスとは、全てのサイトの評価を「モバイル版ページ」の評価に応じて検索順位を決める仕組みのことです。今までGoogleは「パソコン版のページ」をインデックスし、そのページを評価し、検索順位を決めてきました。その評価対象が「パソコン版のページ」から「モバイル版のページ」へ変化するという事になります。
スマホを意識したSEOのポイントは、「表示速度の確認」や「モバイルとPCでコンテンツの不一致」などがあります。表示速度の確認は、GoogleのPageSpeed Insightsというツールを参考に改善していくと良いでしょう。
正しいSEOを粘り強くやることが大事
SEO対策はすぐに効果の出るものではなく、継続することに意味があります。また、明確な答えがないため、トライ&エラーを繰り返す事もしばしばあります。
しかしSEOは基本の対策を押さえていれば、余計な手間やお金をかけなくても、十分成果につながるのがSEO対策のメリットなのです。
また、対策を進める際には、順位上昇を目指すあまり無理な対策を一度にやってしまうより、地道な対策を続け効果検証をすることの方がはるかに効果的です。常に新しいライバルが現れ、あなたより高い順位を狙っています。また、検索ユーザーの検索意図も永久的に同じではなく、変化するものです。
SEO対策はコンテンツだけ、外部対策だけ、ではなく、全てがバランス良い対策を進めましょう。
SEOの最新情報や対策キーワードの検索意図の変化を常に気に留めながら、サイト運営を行っていくことがSEOの成果に結びつくはずです。
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