[2014/04/10] (最終更新日 2021/06/25)
アンカーテキストは「自然」なほうがSEO効果が高い?
SEOに強い威力を持つ被リンク(ほかのサイトから自社サイトにリンクしてもらう)ですが、リンクのアンカーテキストはどんなものがよいのでしょう?今回はこんな実験をしてみました。
仮説 | 自然なアンカーテキストのほうがSEO効果が高い!? |
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実験 | ターゲットキーワード「腕時計 人気」のサイトへの 被リンク元アンカーテキストを「腕時計 人気」から アンカーテキストとしてより自然なサイトタイトル名に変更 |
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結果 | 圏外から1週間で12位まで上昇! |
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目次
実験前のサイトの状態
今回の実験対象にしたのは、ターゲットキーワード「腕時計 人気」でSEOしている腕時計の実験用サイト。
被リンク元の状況を見てみると、被リンク元のアンカーテキストは、今まではより順位上昇に効果的とされていた直接的なキーワード、つまり、ターゲットキーワードそのままの「腕時計 人気」でした。
しかし、このアンカーテキストで被リンクを設定していても、激戦区のキーワード「腕時計 人気」では圏外のまま、順位上昇は果たせていませんでした・・・。
仮説:自然なアンカーテキストのほうが効果的?
そこで立てた仮説が
「自然なアンカーテキストのほうが効果的なのでは?」
というものです。早速被リンク元のアンカーテキストを、より自然に思えるように、実験用サイトのタイトルに変更しました。
(タイトルには元々「腕時計」「人気」というキーワードが含まれています。下図参照)
その結果は・・・
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結果:1週間で圏外から12位へ上昇!
直接的なアンカーテキストだと1か月近く圏外のままだった実験用サイト、アンカーテキストをタイトルに変えると5日で77位に上昇、さらに8日後にはなんと12位まで上昇しました。
結論:自然なアンカーテキストが順位上昇に効果的!
このように、現在のGoogleアルゴリズムでは、上記のような直接的なアンカーテキスト(いかにもSEO対策に使われそうな不自然なアンカーテキスト)では評価がより低く、サイトタイトルのような自然なアンカーテキストはより評価が高いということが判明しました。
さらに弊社では、別の実験にて、複数の被リンク元がある場合は、それぞれアンカーテキストを分散させる(下図参照)ことがより順位上昇効果があることが判明しています。
つまり、順位上昇のためには
- アンカーテキストを分散(種類を増やす)させて
- 自然なアンカーテキストを織り込む
のが大変おすすめなのです。もちろん、何よりもまず「自サイトが有利になれるターゲットキーワード」をしっかり調べて見つけてから、SEO施策にあたることは、くれぐれもお忘れなく!
キーワード選びの目的とは?
本来SEOの目的は上位表示そのものではなく「検索エンジン経由のアクセス数向上」「成約数向上」だと思います。その為、上位表示を達成した際に、上記の目的が達成できるキーワードを選ばれることをお勧めいたします。
キーワードの難易度とは?
「難易度」とは、競合サイトのSEO状況の強さを弊社独自の計算方式に基づき算出しております。キーワードの難易度が高ければSEO対策をしても費用対効果が見込めない可能性があります。キーワード選定ツールで候補キーワードの難易度を確認し、選定の目安としてご活用ください。
キーワードの見つけ方ヒント
検索上位にいるサイト(競合サイト)がどのようなキーワードで対策しているかをヒントにしてみてはいかがでしょうか。「競合サイトのキーワード予測ツール」に上位サイトのURLを入力すると、SEO対策しているであろうキーワードの結果が表示されます。
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