[2016/05/13] (最終更新日 2022/05/24)
モバイルフレンドリー 7つの必須確認ポイント
※17/1/18更新済み
米時間2016年5月12日、モバイルフレンドリーアップデートが展開完了しました。
これは、2015年の本アルゴリズムが導入以来で初のアップデートです。
このタイミングで必要なサイトSEOの確認ポイントを、本記事でまとめます。
目次
モバイルフレンドリーの影響度を知ろう
このアルゴリズムは、全世界的に展開される大規模なものです。
2015年の初回展開時、既に多くの国内外データが集まり、まとまった分析が行われています。それによると、必ずしも全てのサイトに大きなランキング変動が起きるわけではありません。
とはいえ、モバイルフレンドリー対応を放置しておくべきではありません。
まずは、順位にどれくらいの影響があるのかを知っておきましょう。
1. 順位への影響を実際のデータで確認
2015年のランキング変動については、英語圏での分析データ(”Search Engine Roundtable” 調べ)、ならびに国内データ(SEO Packブログ調べ)が下記の記事にまとまっています。一読して確認しておきましょう。
→ 参考記事:モバイルフレンドリーの影響はわずか「11%」? 展開後まとめ
非対応サイトに起きることを知ろう
モバイルフレンドリー非対応サイトでは、ランキング以外でもいくつか、Googleからの扱いが変わります。
非対応サイトだとどういったことが起きるのか、確認しましょう。
2. 検索結果画面で「スマホ対応」ラベルがつかない
順位への影響以外で目立つものの一つは、「スマホ対応」ラベルが付かないことです。
モバイルフレンドリー対応サイトにつく下図のようなラベルが、未対応サイトではだと表示されません。
ラベルの有無で、検索ユーザーへのアピール度が変わり、CTR(クリック率)に影響が出ます。
※とはいえスマホ対応サイトでもコンテンツが悪いとクリックされません。
既に検索流入の多い高品質コンテンツであれば、モバイルフレンドリー未対応でもさして問題にはならない可能性もあるでしょう。
3. 検索結果画面での「モバイルフレンドリーではありません」表示
米Googleは、モバイルフレンドリー非対応サイトの管理者に対して、Google検索の結果画面で直接「あなたのページはモバイルフレンドリーではありません」と警告を表示しはじめています。
とはいえ、こちらはサイト所有者に向けた警告であり、それ以外の検索ユーザーには表示されません。今後日本にこの機能が展開され、あなたのサイトへの警告を目にしても、必要以上に慌てないようにしましょう。
→ 参考記事:非モバイルフレンドリーサイトの管理者に「検索結果画面で」警告/Googleアップデート控え
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対応の手順を知ろう
Googleは、モバイルフレンドリー対応のためのガイドラインや、サイト開発に実際に使える公式ツールをリリースしています。そのため、モバイルフレンドリー対応は、基本的には難しいものではありません。
サイトを実際モバイルフレンドリー対応させる際に役立つ情報を紹介します。
4. サイトのモバイルフレンドリー化手順
対応時に必須の公式ツール、公式ガイドライン(定義や手順、意味合いの公式ガイドコンテンツ)、対応時の注意点などが、下記のいくつかの記事にまとまっています。
→ 参考記事:「モバイルフレンドリーアルゴリズム」内容・対応法・ツールまとめ
5. 公式ツール最新版についての情報
Google公式ツール「モバイルフレンドリーテスト」は、使い勝手が改善された最新版も公開済みです。当初は一部ユーザー限定の公開のようですが、いずれ全ユーザーに公開されます。
最新版はいずれ、サーチコンソール経由で使えるようになります。おおよその概要を覚えておくと、素早く最新版に移行できるでしょう。
→ 参考記事:新モバイルフレンドリーテストが限定公開!日本版はこんな感じ
サイト対応後の注意点を知ろう
サイトをモバイルフレンドリー対応させ終わっても、それでモバイル検索対策が全部終わり…ではありません。モバイルフレンドリー対応はあくまで他のSEO対策の効果をより出やすくする」ものと理解して下さい。
サイトをモバイルフレンドリー化したあとに気をつけるべき点をまとめます。
6. モバイル検索の順位情報を手に入れる
モバイル検索ではデスクトップ検索と異なる順位でサイトが表示されるため、それぞれの側で個別に順位チェックしなければなりません。モバイル検索の順位調査で注意すべき点がこちらにまとまっています。
→ 参考記事:注意!モバイルフレンドリー順位チェックの「落とし穴」
また、Googleモバイル全体の順位変動状況も逐次チェックすることで、どういう対策をすればよいか判断がつきやすくなります。こちらのツールが非常に役立つでしょう。
→ 参考記事:Google順位変動計測ツール namaz.jp、モバイル検索版について
7. モバイルフレンドリー対応だけで済ませない
非常にありがちなのが、サイトをモバイルフレンドリー対応させただけで満足してしまい、最も重要な基礎SEO対策をないがしろにするケースです。
モバイルフレンドリー対応「だけ」では、さして順位上昇はしません。しかし、同時に基礎SEOが済んでいれば、対策効果がぐっと増し、順位上昇が期待できます。
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モバイルファーストインデックスの導入
2017年の4月ごろより、「モバイルファーストインデックス」が開始されます。
「モバイルファーストインデックス」化とは、「Googleがあなたのサイトのモバイル版(スマホ版)ページを重視するようになるよ」ということです。
【公式情報まとめ】モバイルファーストインデックス、違いや対応法が公開に
モバイルの対応がますます重要となるアップデートになります。サイトがモバイルフレンドリーになっていない場合は、早めに見直すことをおすすめします。
その他の関連情報
このほか、当ブログで紹介したモバイルフレンドリー関連記事を紹介します。未読の場合はこちらもチェックしておいてください。
- モバイルフレンドリーの評点法や展開速度、Googleから追加情報
- モバイルフレンドリー、タブレット検索には影響なし
- サイトのスマホ対応法、レスポンシブ、動的配信、セパレートURLが混在でもOK
- 「PC版」サイトの読込が遅いと「スマホ版」の順位が下がる、Google明らかに
- Google、わかりやすい「モバイルURLリダイレクトチェック」公開
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