アナリティクスでユーザーの動きを確認するユーザーフローの使い方
アナリティクスのユーザーフローを確認されてますか?
※2018年5月現在「ユーザーフロー」は「行動フロー」と表示されています。
サイトの集客を広告やSEO対策で行うことも大事ですが、集客したユーザーがサイト内をどのように巡っているのか?購入や申込みまでの経路を確認して改善することも非常に重要です。
そこで今回は、ユーザーがサイト内をどの経路で辿っているのかを視覚的にわかりやすく確認できる、アナリティクスの行動フローという便利な機能について説明したいと思います。
これを元に、サイト内の導線など改善できることはないか?というように考えていくとCVRの改善にも役立ちます。
目次
行動フロー画面
行動フローは、アナリティクスの「行動」>「行動フロー」から見ることができます。
まず、この画面での基本操作ですが、縦移動はマウスのスクロール、横移動はドラッグで確認することができます。
左に常駐してあるコントローラーは、フローの縦幅を変えたり、左右へ移動するものです。フローが見にくい時に使います。
そして、左上にあるプルダウンでは、トラフィックを国や参照元別など色々な種類から選んでユーザーフローを見ることができます。
例えば、参照元別でユーザーの動きを確認したい場合は、「参照元/メディア」を選びます。
すると、参照元別でサイト内経路を確認できます。
画面に並んだ緑の帯は、各ページであり、縦の幅がセッションの数を表します。マウスオーバーすると、次のページへ遷移した数と、離脱数と、その合計が表示されます。
そして、その右にある赤い帯が離脱したセッションです。
「開始ページ」や、「最初の通過地点」といったテキストの下にある数字は、それぞれのセッション数の合計と離脱数の合計です。下記の場合、セッション数約33,000、離脱数約28,400ということになります。
ページをクリックした時のメニュー
各ページをクリックすると、ポップアップウィンドウに3つのメニューが表示されます。
この3つの機能を簡単に説明したいと思います。
ここをハイライト
これに関しては、後ほど詳しく説明しますが、クリックしたページへの経路がハイライトされます。
ここを深く見る
クリックしたページを中心に詳細を見ることができます。
他の画面とはセッション数が違うのは、ページ遷移した順番に関係なく訪れたセッションを集計しているからです。
グループの詳細
ユーザーフローでは、引数付きのページや、セッションが少ないページに関しては、ディレクトリ毎に集計されます。
ここでは、その中でセッションの内訳を確認することができます。
ページへのセッション経路・内訳を調べる方法
ページへのセッション経路を調べる
ユーザーフローで調べたいページをクリックするとウィンドウが表示されます。
ここで、「ここをハイライト」をクリックします。
すると、そのページまでの経路がハイライトされ、セッションの内訳を確認することができます。
そのページへ遷移したセッション数も表示されています。
特定のページを経由したセッションを調べる
たとえば、特定のページ経由の内訳を調べたい場合は、ページとページを結ぶ線をクリックします。
すると、選択した経路がハイライトされ、さらにそのページまで遷移したセッション数も表示されます。
この場合、ひとつ前のページのセッションに、134/513とありますが、513セッションの内、そのページへ遷移したセッションが134だったことがわかります。
行動フロー使い方まとめ
一見、複雑そうに見える行動フローですが、ユーザーの動きを簡単に確認できるため、ぜひ覚えておきたい機能です。
さらに、行動フローでは、セグメントを絞っても調べることができるので、参照元別、且つモバイルユーザー、といった条件で確認することもできます。
外部・内部のSEO対策を行い、さらに集客したユーザー行動をヒントにサイト内を改善することがサイトを管理していく上で非常に重要です。
ユーザーのセグメント別に、サイトを巡回する経路の特徴を見つけ、購入・申込みなどの目標アップのために、ぜひ役立ててください。
