サイトマップの作り方と定期的な更新でクローラー対策
サイトマップ(xml)はクローラーにサイトを巡回するページをわかりやすく手助けするためにサーバーに置くものです。そのため新しくページを公開した場合には、絶対ではありませんが定期的な更新によって重要なページへのクロールを促進することが大切です。
そもそもSEOの外部対策といえば、まず被リンクが挙げられますが、その目的のひとつに、「クローラーがサイトを巡ってくる数を増やすため」ということが考えられると思います。
そして、そのクローラーの頻度を上げるための施策として、サイトマップの送信も重要となってきます。では今回は、そのSEO対策のためのサイトマップの作り方についてまとめたいと思います。

目次
クローラーが頻繁に巡回するようになるとどうなるのか?
被リンクや、サイトマップによってクローラーが頻繁に無駄なく巡回するようになると、1度では把握できなかったコンテンツの内容も、正しくインデックスしてもらいやすくなり、正しく評価されることによって検索順位を上位表示させることが期待できます。
サイトマップは全てのページを記載したxmlファイル
このサイトマップは更新の度に手動で追加・削除していては大変ですので、自動で作成してくれるサイトや、wordpressのプラグインで、常に最新のサイトマップに更新してくれるものもありますので、参考にしてみてください。
※このxmlファイルに書いていないページはインデックスされない、という訳ではありません。
実際のファイルの内容はこんな感じです。
<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?> <urlset xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″> <url> <loc>https://seopack.jp/</loc> <lastmod>2022-06-01</lastmod> <changefreq>daily</changefreq> <priority>0.8</priority> </url> </urlset>
このxmlファイルには、<url>~</url>で囲まれたものを1ページとして、インデックスしてほしいページを追加していきます。
自動で作成した場合などは、抜けがないか、一通り確認してみましょう。
<loc>で囲まれたurlは必須ですが、その他は省略しても構いません。
各XMLタグの内容はこちら
<lastmod>
Googleのクローラーの更新日よりも新しいものを優先するようなので、過去記事を再度インデックスしてもらいたい時や、重要なページに追記するくらいで問題ないかと思います。
<changefreq>
更新頻度を記述します。
- always(アクセスする度)
- hourly(1時間毎)
- daily(毎日)
- weekly(1週間毎)
- monthly(1ヶ月毎)
- yearly(1年毎)
- never(アーカイブページなどに指定)
<priority>
階層によって0.9、0.8のように少数点で区切って指定します。
robots.txtにもサイトマップの記載をお忘れなく。
User-Agent:* Disallow: Sitemap:http://example.com/sitemap.xml
アップした後、必要であればウェブマスターツールで再送信

自然とクローラーは巡回して、サイトマップで更新したページをクロールしてくれますが、急いで更新ページをインデックスしてほしい時は、サイトマップをサーバーにアップした後、ウェブマスターツールから再送信を通知することができます。
更新したいサイトマップにチェックを入れて、再送信ボタンで完了です。
XMLサイトマップの置き場所変更で、SEOに悪影響はある?
サイト運営の中で、XMLサイトマップファイルの名前や置き場所(URL)を変更したいケースがあります。
こうしたとき、ファイル名やURLが変更されると、Googleへの何らかの影響や、SEO対策への悪影響はあるのでしょうか?この疑問にGoogleが公式回答を寄せています。
Google:どういった面でも「悪影響なし」
Google対策の面では、何も影響がないと答えました。
以下が回答全文です。
サイトマップファイルのURL(=ファイルの置き場所や名前)を変更しても、トータルで言うと、Googleには何の影響も及ぼしません。Googleは、新しいサイトマップファイルを見つけたら解析を始め、ファイル内に記述されたページURLを使うようになります。ただただそれだけのことです。事前にサイトマップURLの履歴を残すとか、そういった作業も別に要りません。
そういうわけで、クローリング、インデクシング、ランキングのいずれに関しても、影響は全くありません。
サイトマップの使用タイミングには注意を
クロールやインデクシングを促進するXMLサイトマップをうまく利用することで、SEO対策の効果をより効率よく出せるようになります。新コンテンツ作成時や、内部SEO改善の際などは、XMLサイトファイルの用意やGoogleへの送信を検討する価値があります。
ただし、SEOが未対策のサイトでは、XMLサイトファイルだけではほとんどSEO効果がありません。未対策の場合は、まず順位付けに直接影響する基礎SEO対策を済ませてからXMLサイトファイルの活用に進んでください。
まとめ
サイトマップはxmlで…常に更新しないと…など難しく考えがちですが、ファイルの作り方と更新するタイミングなど要点を押さえておけばそれほど管理は難しいものではありません。
重要なページを急いで検索結果に反映させたい時など、必要な時に更新するような使い方で問題ないかと思われます。
サイトマップを作り、送信する理由はクローラー対策です。そのクローラーは被リンクからも巡回してきます。そして、SEO Packは日頃からのクローラー・外部対策としてお使いいただけます。
ぜひ、外部対策をご検討の方へ、上位表示にSEO Packをお役立てください。
