SSLを導入したドメインをhttpsに正規化する方法

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2016年04月18日 2024年12月23日

SSLを導入したドメインをhttpsに正規化する方法

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ウェブのコンテンツSEOの一環として安全性を目的としたSSLは、数多くのwebサイトが導入しています。
そのSSLを導入するには色々な行程がありますが、その中でもSSL化したドメインをhttpからhttpsに統一する必要があります。

この、SSLを導入することによるSEO評価は、本記事を公開した2016年時点ではわずかの効果しか期待できませんでしたが、2024年の現在はSEOに常時ssl化は重要な役割を果たす施策となりました。
今や、Googleで『HTTPS化』されていないサイトを表示する際には「このサイトへの接続は保護されていません」といった警告が表示されるようになっているのです。

Googleはhttpよりhttpsを評価するとアナウンスしたことから、ドメインの正規化が必要となり、評価を引き継ぐためにもリダイレクト設定をして正しく正規化しておきたいところです。
これからコンテンツマーケティングに注力していきたいサイトには必須の対策です。

この記事では、SSLを導入した際にhttpからhttpsのドメインへ正規化する方法についてご説明したいと思います。

SSLを導入したドメインをhttpsに正規化する方法

参考:Google検索セントラル
ランキング シグナルとしての HTTPS

httpsとは

httpsとは、通常のhttpにセキュリティ機能(s)を追加したものです。
正式にはハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル・セキュアと言い、暗号化通信によりセキュリティ強化したhttpが、「https」となります。

httpsとなったサイトではフォームなどで入力する重要なカード番号や、個人情報のデータ送信をSSL暗号化することで、外部の不正アクセスから守ることができ、セキュリティ面で安心したデータのやりとりが可能となります。

httpsだと、購入するユーザーも安心できますし、提供する側も個人情報の漏洩などから守ることができることから、大半の通販サイトが導入されているデータ送信方式です。

SSLに対応したURLはブラウザで鍵マークが表示される

SSLに対応したページの確認

SSLに対応したURLをブラウザで表示すると、アドレスバーの先頭に鍵マークが表示されます。
2024年時点では、Chromeブラウザでhttpsに対応するページを閲覧すると「鍵マーク」ではなく「tuneアイコン」という新しいアイコンに変更されています。

tuneアイコン

SSL設定はしているのに、警告表示が出てしまうといったトラブルがあります。警告表示が出る理由として一番考えられるのは、そのページがミックスドコンテンツになっている可能性が高いと思われます。または、SSL証明書が正しく確認出来ていないケースも多く見られます。
詳しくは「HTTPS化を果たしたサイトが「うっかり」忘れがちな5つの事」でも紹介していますので参考にしてみてください。

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httpよりhttpsを優先してインデックスする

Googleは2015年12月に、httpよりhttpsを優先的にインデックスするとアナウンスしました。
httpとhttpsが混在して両方ともアクセスできるような状態なら、httpsを優先してインデックスするということなので、双方のページが重複と判断される前に正しく正規化して運用しましょう。

では、httpsに正規化する方法を解説します。

canonicalタグ(カノニカルタグ)で「https~」を指定

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<link rel="canonical" href="https://example.com">

canonicalタグは、正規URLを検索エンジンに正しく伝える為に設定するタグとなります。
httpsを優先してもらうため、上記のようにcanonicalタグでURLを指定します。
該当のhtml内のheadタグの中に記述しますが、設定するURLは「https://」から始まる「絶対パス」で指定する事を忘れずに指定しましょう。
WordPressなどのテンプレートで指定している場合も、忘れる事なく変更しておきましょう。
※設定のサイトアドレスも変更

「http~」から「https~」へリダイレクトさせる

次に、サイト内全てのページをそれぞれのhttpsページへリダイレクトさせる方法です。
その場合は.htaccessファイルに下記のタグを追記します。

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RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

※urlの箇所は環境変数なので、そのサーバーにあった内容が表示されます。

また、ログインしなくても良いサイトで、申し込みなど一部のページだけをhttps~にリダイレクトさせる場合は下記のようにページやディレクトリを指定します。

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RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/login.php.*$ [OR]
RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/cart/.*$
RewriteRule ^.*$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]

上記の場合だと、/login.phpと、/cart/ディレクトリが強制的にhttpsにリダイレクトされます。

httpsに正規化する方法まとめ

httpsにする手順は、まずはじめにSSLを導入する必要があり、そのためにはSSLサーバー証明書を取得し暗号化通信のできる環境を整えなければいけません。
SSLサーバー証明書には、確かな企業(実在する企業)によって運営されていることを証明する「企業認証SSL」と、取得が簡単な最低限の身元確認で認証される「ドメイン認証SSL」など種類があります。webサイトにあったSSLサーバー証明書を取得しましょう。

wwwのあり・なしの正規化に関しては下記の記事を参考にしてみてください。

あなたのサイトは「wwwあり・なし」どちらでもアクセスできる状態ですか?サイトを公開した際に、ドメインはデフォルトで以下のようなurlでもそれぞれアクセスできてしまいます。example.comwww.example.comしかしこれでは、クローラーがそれぞれ別のサイト(ページ)と判断して「重複コンテンツ」と認識してしまう可能性も考えられますし、正しく検索エンジンにインデックスされるまでに余計な時間もかかってしまいます。サーバーによっては自動で正規化(URLを統一)してくれるところもあるようですが、別々のurlに被リンクが設定され...

そしてhttpsへのリダイレクト以外にも…

  • ページ内のリンク(http~)をhttps~に変更(または相対URLに変更)
  • ウェブマスターツールの追加登録
  • サイトマップの更新

などの作業が必要となります。
httpsに対応する事によりSEOの影響はどうかというと、以前はそれほど順位に影響があるとは思われず、
SSL導入には色々な作業の手間や費用が発生するため、デメリットばかり目に付き導入を選択するメリットはそれほど感じなかったものの、
2024年現在では、
Googleはhttpsに対応していないwebページを表示させる際には警告を出すなどの対応をし、今やGoogle検索のランキング要因となっています。
SEO対策をしていると検索順位状況が気になるところですが、httpsに対応する事はSEOに良い影響を与えると言えます。

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