SSLを導入したドメインをhttpsに正規化する方法

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2016年04月18日 2016年09月08日

SSLを導入したドメインをhttpsに正規化する方法

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ウェブの安全性を目的としたSSLは、数多くのサイトが導入しています。
そのSSLを導入するには色々な行程がありますが、その中でもSSL化したドメインをhttpからhttpsに統一する必要があります。

この、SSLを導入することによるSEO評価は、わずかの効果しか期待できません。
しかし、Googleはhttpよりhttpsを評価するとアナウンスしたことから、ドメインの正規化が必要となり、評価を引き継ぐためにもリダイレクトして正しく正規化しておきたいところです。

参考:HTTPS をランキング シグナルに使用します

この記事では、SSLを導入した際にhttpからhttpsのドメインへ正規化する方法についてご説明したいと思います。

httpsとは

httpsとは、通常のhttpにセキュリティ機能(s)を追加したものです。
フォームなどで入力する重要なカード番号や、個人情報のデータ送信を暗号化することで、外部の不正アクセスから守ることができ、セキュリティ面で安心したデータのやりとりが可能となります。

SSLに対応したページの確認

httpsだと、購入するユーザーも安心できますし、提供する側も個人情報の漏洩などから守ることができることから、大半の通販サイトが導入されているデータ送信方式です。

httpよりhttpsを優先してインデックスする

Googleは2015年12月に、httpよりhttpsを優先的にインデックスするとアナウンスしました。

参考:HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります

httpとhttpsが混在して両方ともアクセスできるような状態なら、httpsを優先してインデックスするということなので、一時的でも重複する前に正しく正規化して運用しましょう。

では、httpsに正規化する方法をご説明します。

カノニカルタグで「https~」を指定

<link rel="canonical" href="https://example.com">

httpsを優先してもらうため、このようにカノニカルタグでドメインを指定します。
WordPressなどのテンプレートで指定している場合は、忘れなく変更しておきましょう。
※設定のサイトアドレスも変更

「http~」から「https~」へリダイレクトさせる

次に、サイト内全てのページをそれぞれのhttpsページへリダイレクトさせる方法です。
その場合は.htaccessに下記のタグを追記します。

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

※urlの箇所は環境変数なので、そのサーバーにあった内容が表示されます。

また、ログインしなくても良いサイトで、申し込みなど一部のページだけをhttps~にリダイレクトさせる場合は下記のようにページやディレクトリを指定します。

RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/login.php.*$ [OR]
RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/cart/.*$
RewriteRule ^.*$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]

上記の場合だと、/login.phpと、/cart/ディレクトリが強制的にhttpsにリダイレクトされます。

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httpsに正規化する方法まとめ

httpsにするにはまず、SSLを導入する必要があり、そのためにはサーバー証明書を取得購入しなければいけません。

wwwのあり・なしの正規化に関しては下記の記事を参考にしてみてください。

あなたのサイトは「wwwあり・なし」どちらでもアクセスできる状態ですか?サイトを公開した際に、ドメインはデフォルトで以下のようなurlでもそれぞれアクセスできてしまいます。example.comwww.example.comしかしこれでは、クローラーがそれぞれ別のサイト(ページ)と判断して「重複コンテンツ」と認識してしまう可能性も考えられますし、正しく検索エンジンにインデックスされるまでに余計な時間もかかってしまいます。サーバーによっては自動で正規化(URLを統一)してくれるところもあるようですが、別々のurlに被リンクが設定され...

そしてhttpsへのリダイレクト以外にも…

  • ページ内のリンク(http~)をhttps~に変更(または相対URLに変更)
  • ウェブマスターツールの追加登録
  • サイトマップの更新

などの作業が必要となります。
SSL導入には色々な作業コストが発生するため、導入を選択するには慎重な判断が必要です。

最後に、SEO目的でのSSL化はおすすめできません。必要なページがあれば導入の検討を行い、部分的な導入で対応しましょう。
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