引用(blockquote)する場合の書き方とSEO効果について
質の高いコンテンツを用意するために、他のサイトから参考資料としてテキストなどを引用(blockquote)することは、そのテーマの関連性を高めることができるため有効と言えます。
もちろん、引用ばかりの記事だとオリジナリティに欠け価値のないものとして検索の上位表示は見込めません。
そして、この引用をする場合には必ず引用元をリンク表示する必要があります。
これはユーザーのためでもあり、クローラーのためでもあります。
あたかも自分のオリジナルコンテンツと思わせて、上位表示しようとしても「パンダアップデート」によってペナルティとなってしまいますのでご注意ください。
引用は正しくリンク元も表記して、ユーザーに有益となるコンテンツにする必要があります。
本記事では、引用する場合の書き方や注意点などについてご説明したいと思います。
引用タグとは
引用する際には「引用タグ」を用います。引用タグとは、他のサイトなどから一部抜粋して、自分のページに引用として表示する場合に使うタグのことで、このタグを使用しないと重複コンテンツとなってしまいます。
引用タグで記述した箇所は、マージンが付いたり、「”」などの記号で囲まれて表示されます。
これによって、本文とは違うことをユーザーやクローラーが視覚的にもわかるようになります。
※細かな見た目の調整はcssで行って下さい。
通常、他のサイトからコピペなど重複コンテンツとなるような記事の書き方はしないと思いますが、コンテンツに引用が必要な場合には忘れずに引用タグを使い、引用したコンテンツだということを明示しましょう。
また、重複コンテンツについては下記の記事を参考にしてください。
引用タグの書き方
まず、段落単位で引用する場合は下記のようにblockquoteタグでどこからどこまでが引用箇所なのかを記述します。そして、引用したコンテンツの引用元も表記しましょう。
<!--HTML5以前--> <blockquote cite="引用元url"> <p>~ 引用 ~</p> 引用元<cite><a href="引用元url">引用元ページ名など</a></cite> </blockquote> <!--HTML5--> <blockquote cite="引用元url"> <p>~ 引用 ~</p> <footer>引用元:<cite><a href="引用元url">引用元ページ名など</a></cite></footer> </blockquote>
また、一部分など語句単位で引用する場合はqタグを使用します。
引用した箇所がさらに引用されていた場合、qタグをさらに囲って記述しましょう。
<q cite="引用元url"> <p>~ 引用 ~</p> </q>
このように、引用の基本はblockquoteとciteをセットで記述します。
WordPressではデフォルトでblockquoteが挿入されるボタンが用意されていますが、citeは自動では付きませんので、手動で記述する必要があります。
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引用によるSEO効果は?
基本的には重複を防ぐためのタグであるため、引用タグを使う事によってマイナス評価されることを防ぎます。
したがって、引用タグによるSEO効果はプラスにははたらきません。
しかし、引用することによってユーザーがコンテンツに満足できるなら、引用は効果的と言えます。そして、効果的ということは検索結果にも上位表示する可能性があるということです。
Googleが上位表示させたいページは何なのか?ということを考えてみると、ユーザーが満足できるコンテンツとなりますので、オリジナルコンテンツをよりわかりやすいものにするための、画像や映像、そして引用を用いるということは有効であることがわかります。
全体のバランスを考えて、質の高いコンテンツを目指しましょう。
引用してはいけない場合
ぺージに関連している要素を引用する際に、すでにペナルティを受けているページなどにどうしても引用してリンクする場合やコンテンツに関係のないページからの引用元へのリンクは、必ずrel=”nofollow”を設定しておきましょう。
有益であるはずのページからペナルティを受けているページを紹介するということは、自分のページの評価を落とすことにもなりかねません。
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引用タグの書き方とSEO効果についてまとめ
引用はコンテンツの質を高めるものではありますが、使い過ぎにも注意が必要です。
オリジナルのコンテンツにも注力して、ユーザーに有益となるページを作ることが重要です。
blockquoteについては、こちらの「English Google Webmaster Central office-hours hangout」の動画で、タグを見ていない、引用は自動で認識されると公言されていますが、引用したということを表記する必要がなくなった訳ではありませんので、正しく記述しておきましょう。