アナリティクスの基本 – 必ず確認したい「サイトコンテンツ」
アナリティクスは多くの項目からサイト分析を行うことができますが、まずは確認しておきたい「サイトコンテンツ」という項目があります。
このサイトコンテンツでは、どのページがどれくらいの人に見られているのかを調べることができます。
そして、そのページの滞在時間や、直帰率・離脱率などもわかることからユーザーがページの内容に満足したかどうか?などを予測するための参考にすることができます。
ということで今回は、初心者の方でも簡単なサイト分析アナリティクスの「サイトコンテンツ」の見方についてご説明したいと思います。
また、正確な数字を見るためにもリファラースパムは除外しておきましょう。
フィルタの方法は下記の記事を参考にしてみてください。
目次
サイトコンテンツ>すべてのページ、ディレクトリ
「すべてのページ」ではサイト内のすべてのページの概要を見ることができます。
サイトのページ数が膨大な場合はディレクトリ単位で確認してみると全体を把握しやすくなります。
また、デフォルトではファイル名で一覧表示されているため、わかりにくい場合は上部の「ページタイトル」をクリックするとそれぞれのページタイトルで確認することができます。
※上記の例はそれぞれ別のサイトのものです。
では、簡単に項目を見ていきたいと思います。
ページビュー数
そのページが、どれくらいの回数見られているのかがわかります。
同じ人が複数閲覧してもカウントされるので、サイト内でどのページがよく見られているのかを知ることができます。
ページ別訪問数
そのページを見たセッションの数です。
同じセッションのユーザーが複数閲覧してもカウントはひとつです。(セッションが切れた場合は再度カウントされます。)
※セッション数のため、ユニークユーザー数とは少し違います。
平均ページ滞在時間
どのページにどれくらい滞在したのかということがわかります。
ここで他のページより滞在時間が明らかに短いページがあれば、タイトルと内容が合致していないなど、ユーザーの検索ニーズに応えることができていない可能性があるので、一度ページの内容を見直してみることをおすすめします。
閲覧開始数
そのページをランディングページとして訪問(閲覧開始)したセッション数です。
サイト全体のセッションと似ていますが、若干カウント方法が異なるので、閲覧開始数の合計とセッション数が異なる場合があります。
直帰率
閲覧を開始(ランディングページとして)して、その1ページだけで離脱した訪問数の割合です。
離脱率
複数ページ閲覧して、そのページから離脱した訪問数の割合です。
サイトコンテンツ>ランディングページ
ここでは、サイトにランディングした(訪問した最初のページ)ページを元にユーザーの反応を確認することができます。
ランディングページはユーザーが最初に訪れたページなので、直帰率が高いということは何が原因でページを去ったのか?などを考える必要があります。
ただし、直帰率が比較的高いページ(ブログ記事など)ということも考えられるので直帰率だけでは判断できません。
セカンダリディメンションから参照元/メディアなどから、どこから訪問したのか?といったことも確認して、それぞれの直帰率を調べて判断しましょう。
では、こちらで確認できる主な項目をご説明したいと思います。
セッション
ランディングページに訪れたセッションの数です。デフォルトでは30分以上経った後再訪問すると再びカウントされます。
※このセッション時間は、アナリティクス設定>プロパティ>トラッキング情報>セッション設定>セッションのタイムアウトから設定することができます。
新規セッション率
アナリティクスでは新規セッションとリピーターを判別することができることから、サイトへ流入した新規セッション率を見ることができます。
これは低いと悪いという訳ではありません。
売上に貢献するリピーターが多いサイトとも言えるため、新規を増やしたい場合などの指標として確認しましょう。
新規ユーザー
指定した期間内での初回ユーザーの数なので、期間によってはサイトのリピーターも含まれます。
ページ/セッション
そのページにランディングした1セッション(サイトを離脱するまで)が何ページ見たのかという数字です。サイトの特徴もありますが、この数字が多い方がユーザーの興味を引き、次々と読み進めているサイトと言えます。
平均セッション時間
ひとつのセッションが離脱するまでの時間です。
こちらもページの特徴や直帰率、ページ/セッションなども考慮して判断しましょう。
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アナリティクスで見るサイトコンテンツまとめ
今回ご紹介したように、アナリティクスは色々な数字を掛け合わせて分析しますが、もっと詳しくサイトを分析するにはアナリティクスだけでは難しい数字も出てきます。
SEO対策を行ったら、アナリティクスで推移を確認する必要があります。
まずは、アナリティクスのサイトコンテンツからサイトのどのページが多く読まれているのかという基本的な分析から改善をはじめましょう。