アナリティクスで見る直帰率の平均値と考えられる改善点とは?
アナリティクスを見てみると、直帰率が意外と高くて、何とか改善したい…と考えている方も多いかと思います。
今回は、その直帰率について、平均値やページタイプと数字の関係など、具体的な改善点をまとめていきたいと思います。
直帰率とは?
ユーザーが、はじめて訪れたページ(ランディングページ)の次に遷移したページが、他のサイトの場合や、戻るボタンを押した場合、あるいは訪問したが、ウィンドウを閉じてしまった時の割合が直帰率です。
離脱率と混同しがちですが、離脱率は、個々のページのページビューの中で、最後のセッションだった場合の割合です。
ユーザーはいつかサイトを離れます。離脱率は、どのページでサイトを離れたのか?そして、その割合は?という意味です。
サイト全体の離脱率が無いのは、このためです。
直帰率の目安
これは、ページのタイプにもよります。
ブログ記事やランディングページの場合、そのページに目的があるため、ユーザーがそのコンテンツだけで満足することによって、比較的、直帰率が高くなります。
反対に、モールやポータルのようなサイトだと商品や情報を探したり、条件を絞って検討するため、直帰率は低くなる傾向にあります。
これを踏まえて40%辺りを基準に、ページタイプを考慮して平均を想定してみると良いかもしれません。
例えば、管理しているサイトのトップページの直帰率が、60%だとしたら、改善の検討をしてみるべきでしょう。
ユーザーが直帰する理由
では、具体的にユーザーが直帰する理由を考えてみましょう。
- 欲しい情報がない(メタタグが的確ではない)
- ページが見づらい
- アクセスしているデバイスに対応していない
- CTAなどの導線が不十分
など、ユーザーが直帰するには、色々な理由が考えられます。
まずは、直帰する理由は何なのか?考えてみましょう。
直帰率の具体的な改善案とは
ユーザーは何かしら、したい・知りたい情報があって検索します。
その検索結果の中から、魅力的なページタイトル、ディスクリプションを見つけてクリックします。
その結果、求めるものではない・わかりにくい、といったページだと戻ってしまいます。
これを防ぐために、
- タイトル・ディスクリプションを見直してみる(内容に合わせる)
- ページ内のコンテンツを改修する
- 魅力的なキャッチコピーを置いて読みたくさせる
- フォントサイズ・行間を読みやすく改善してみる
- モバイル対応してみる
- グローバルメニューを精査して改善する
などの改善案が考えられます。
ユーザーの求めるものに、応えられるページ作りをすると、自然と直帰率も下がります。
このように、直帰率を改善するには、理由を考えて、ひとつずつ、改善してみることが大切です。
また、集客経路によっても直帰率は異なります。
こちらも調べておくことで直帰率が低い理由がわかる場合も考えられます。
下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
最後に
今回は、直帰率についてまとめましたが、ユーザーが直帰したとしても、滞在時間が長い場合は、直帰率が高くても問題ないという判断も考えられます。
直帰率の平均値はそのページの特徴にもよるということです。
SEO対策の効果を検証するためには、直帰率以外にも参考になる指標があるので、ページタイプなどを考慮した上で改善するようにしましょう。