自然検索を伸ばす!表示回数とクリック数から見る改善案
サイトを管理する上で、多くの方がアナリティクスを導入してトラフィックの推移を確認しているかと思います。
その中には、思うように自然検索からのトラフィックが伸びない…とお悩みのサイトもあります。
自然検索からのトラフィックが伸びない原因は、主に検索上位に表示されていないことですが、以下の項目を確認してみると改善案もさらに考えやすくなります。
- どんな検索クエリに対して何位なのか?
- その検索クエリにはどれくらい需要があるのか?
- その中でどれくらいのクリック率なのか?
では、今回は以上のことを踏まえて、検索結果とクリック率から考えられるトラフィックの伸び悩む原因と改善案についてご説明したいと思います。
目次
検索クエリに対する記事の状態を調べる
まず、投稿した記事などのページが検索結果にどれくらい表示されているのかを調べるために、サーチコンソールの検索トラフィック>検索アナリティクスを開きます。
そして、表示回数とCTRと掲載順位にチェックを入れます。
すると、検索クエリごとの検索結果にどれくらい自分のページが表示されていて、その内どれくらいクリックされているのかがわかります。
ここでの表示回数は有料広告を含まないため、検索キーワードに対してどれくらい自分のページが自然検索で表示されているのかを比較的、正確に知ることができます。
→検索アナリティクス レポート
では、この辺りの数字を元に、改善案を考えていきたいと思います。
検索上位に表示されているのにクリックが少ない
コンテンツの内容が良く、Googleに高く評価されると、検索結果に上位表示されます。
しかし、掲載順位が上位に表示されていても、クリック数やCTRが低い場合、ユーザーからそのページを見てみたいと思われていないという可能性が考えられます。
この場合は、検索結果に表示されるページタイトルとディスクリプションを修正してクリック数やCTRの改善を検討してみましょう。
掲載順位が上位でも表示回数が少ない
この場合は、ニッチなキーワードということで、その検索クエリで検索するユーザーがそもそも少ないと考えられます。
しかし、そのようなニッチな検索クエリに対して、上位表示されていれば、数少ない情報なためCTRも高くなっているはずです。
このようなページを増やすことによってロングテールとして後々の安定したトラフィックを確保することができるようになります。
この場合、記事を改善する必要はありませんが、もう少しカテゴリを絞りすぎない、検索ボリュームの多いキーワードでも記事を作り、上位表示を狙ってみましょう。
表示回数が多いがCTRが低い場合
この場合は、まず表示回数が多い需要のある検索クエリと言えるため、自然検索のトラフィックを増やすためには、掲載順位をもう少し上げることや、先ほどと同じくクリックしたくなるページタイトルとディスクリプションに変更する必要があります。
検索クエリによって自分のページが表示されているので、後はクリックしてもらうためのアピールをすることが重要です。
パンくずリストを構造化データで設置して、検索結果にパンくずリストを表示して差別化を図ることも有効といえます。
このように、自然検索からのトラフィックが伸びない理由には、検索クエリに対する需要やタイトルはクリックしたいと思わせるものになっているのか?などが影響してきます。
ビッグキーワードだけを狙うのではなく、クリック率の改善やロングテールを伸ばすことなども考えられます。
自然検索を伸ばすための改善案についてまとめ
以上のことから、自然検索を増やすためには記事に対する検索クエリの検索ボリュームを調べることも重要となってきます。
検索ボリュームが多過ぎるとそれだけ競合も多いためSEO対策をしても上位表示が難しく、逆に少な過ぎても検索するユーザーがいないので、トラフィックが伸びません。
ある程度検索ボリュームがあり、競合に勝てるキーワードを設定してコンテンツを継続して投稿、またはリライトすることが重要です。
そして、検索結果に上位表示するためには、必ず1ページにつきテーマ(キーワード)をひとつ設定して「質の高い記事」を作り上げましょう。
また、1ぺージ1キーワードで記事を制作するポイントについては、下記の記事も参考にしてみてください。
そして、検索結果に表示されたページの中から自分のページをクリックしてもらうために、魅力的且つ、簡潔なページタイトルと、ディスクリプションを設定しておくことが大切です。
内部対策を行い、記事の投稿を続けることで、通常は自然検索からのトラフィックが伸び続けていきます。
しかし、自然検索からのトラフィックが横ばいの場合、必ず原因があるはずなので改善してサイトを管理していきましょう。
また、検索順位も必ずチェックしておくことをおすすめします!
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