メタキーワードのSEO効果とターゲットキーワード選定について
メタキーワード(meta keywords)とは、HTMLのhead部分に記述するmetaタグのひとつです。
メタキーワードに関しては、SEO効果が認められなくなったため記述する必要はありませんが、SEO上位表示させるコンテンツを作るにあたっての概念としては必要です。
例えば、キーワードを何も設定しない日記のような記事コンテンツだと、ロングテールのような自然検索の積み上げは期待できません。
ということで、この記事ではメタキーワードでSEO効果を見いだすのではなく、上位表示するために必要なキーワード選定方法としてメタキーワードをご説明したいと思います。
キーワードの選び方については下記の記事もご覧下さい。
目次
メタキーワードの書き方
もはや必要ないかと思いますが、とりあえずメタキーワードの書き方を説明すると、ヘッダー内に下記のようにキーワードを指定します。
複数ある場合はカンマで区切って記述します。
昔はよくここに大量にキーワードを詰め込んだサイトをよく見かけました。
以前のSEOでは、メタキーワード部分に不自然にキーワードを詰め込むといった行為がよく見られました。これは、メタキーワード部分に記述したキーワードの内容のページだと、検索エンジンに認識してもらう為に記述していたもので、以前のSEOでは上位化の常套手段となっていたという過去があります。
<meta name="keywords" content="メタキーワード,書き方">
このメタキーワードは2009年にGoogleから正式に「検索順位を決める要素には利用しない」と発表されております。このことから、現在はSEOに効果は見られないものとして認識されています。
なので、実際にはメタキーワードの記述が無くても問題ありません。
しかし、昔のなごりからか、メタキーワードを設定しているサイトが多いのも現状です。
ちなみにSEOに強いとされるWordPressは、標準ではメタキーワードを入力する項目がありません。
WordPressをお使いでメタキーワードを各記事に設定したい場合は、All in One SEOなどのプラグインを別途入れて入力すると良いでしょう。
ニュースサイト用のメタキーワード
また、メタキーワードを評価基準に使用しないと発表された同時期に、ニュースのキーワードを設定して関連性の高いテーマの記事をGoogleニュースに表示させる「news_keyword」というメタタグがあります。
検索ワードを選定する
では、コンテンツを作る場合を想定してみましょう。
SEO対策をする際に、まずは「検索で上位表示させたいキーワードを選定」されてからコンテンツを作るかと思います。
ここで選定するキーワードは検索ボリュームも大事ですが、そのキーワードで上位表示させるためにはどのようなコンテンツにするべきなのかを調べることも非常に重要です。
キーワードを選定する際は、実際にそのキーワードで、ライバルサイトなど上位表示しているページに使われているキーワードを調査して、さらにキーワードプランナーなどのツールも併用してキーワードを選定しましょう。
では、順にご説明します。
はじめにキーワード候補を書き出す
まずは、上位表示させたいキーワードを考えてみましょう。
後に精査するため、考えられるものをいくつも挙げていきます。
そのキーワードで上位表示されているページを調査する
次に実際に検索してみて、どのようなページが上位表示されているのかを調べていきましょう。
調べておきたい所は以下が挙げられます。
- タイトル
- コンテンツの量や内容
- ターゲットキーワードの出現率
実際の検索順位はChromeのシークレット モードのような、履歴などに左右されないブラウザで確認しましょう。
また、キーワード出現率については、ohotuku.jp:キーワード出現率チェックツールなどツールから調べることができます。コンテンツ内に使われるキーワードの数は、厳密に一番多く使う必要はありませんので、参考程度に調べておきましょう。
キーワードプランナーを参考にキーワードを組み合わせる
最後に、検索ボリュームがあまりにも少ないキーワードは除外するなどして、上位表示が期待できるキーワードの組み合わせを選びます。
ビッグキーワードのような難易度の高いものは上位表示が難しいことから、2つ程度の複合キーワードが望ましいかと思われます。
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メタキーワードのSEO効果についてまとめ
以上のように、現在はメタキーワードを記述する必要はなくとも、コンテンツを作る際には必ず選定しておくことが大事です。
何の気なしに作っていたコンテンツも、上位表示されているページを調査して、ターゲットとされているキーワードやコンテンツを参考にして質の高いコンテンツ作りを心がけましょう。