キーワード選定次第でコンバージョンが変わる?選び方の基本を解説
サイトを運営する目的はアクセスを増やす事はもちろん、「収益を上げる」「問い合わせを増やす」など、個々に設定したコンバージョンを上げることが重要課題となります。
コンバージョンを獲得する目的を持ったサイトにSEO対策を見越したコンテンツを作成する場合、ページ毎に狙いたいターゲットキーワードを選定する事になるでしょう。
キーワード選定の例をあげると、運営サイトが「メロンの通販サイト」なら、ターゲットキーワードは「メロン通販」や「メロンお中元」などはコンバージョンに繋がりやすそうですが、「メロン育て方」などのキーワードを選定・対策し上位に表示したとしてもメロンの購入に結び付けるには難しいキーワードという事がおわかりになると思います。
それでは、ターゲットキーワードとはどういった意図で選べばよいのでしょうか?
コンバージョンを上げるには、キーワードを選定して、そのキーワードに沿ったコンテンツを作り、キーワードの検索クエリで上位表示を目指すのですが、集客するにはユーザーの欲しい情報を考慮してキーワードを決める必要があります。
本記事では、検索するユーザーが何を求めているのかを考慮して、コンバージョンしやすいターゲットキーワードを選ぶ方法についてご説明していきます。
目次
SEOしてもコンバージョンに結び付かないといった原因
アクセスやコンバージョンに結び付かないといった原因は、キーワード選定方法が間違っている可能性があります。
SEO対策する際にキーワード選定がなぜ重要なのかというと、選ぶキーワードによって検索ボリュームや検索意図に違いがあり、検索結果に上位表示するための難易度が異なるためです。
また、選定したキーワードは、検索ユーザーが検索するキーワード、すなわち「検索クエリ」となりますが、検索ユーザーの欲しい情報(検索意図)が対策ページ中に無い事には上位表示が難しいでしょう。
さらに、検索ボリュームの多いビッグキーワードを選定しても上位表示に相当のコストと時間を要するため体力の無いサイトにはあまりお勧めしません。競合サイトがどのようなキーワードで対策しているのかなどを調べて、その競合のページより、自分の対策ページ(コンテンツ)が上位表示されるような「複合キーワードを選定」することで現実的な成果を出せるキーワードを検討しましょう。
キーワード選定が失敗したケース
- 上位表示を達成しても誰も検索をしない(検索ボリュームの少ない)キーワードだった
- 検索ボリュームが多すぎて上位表示が不可能
- 検索意図と対策ページの内容がミスマッチ
ユーザーが検索する理由を考える
ユーザーは様々な意図を持ち色々なキーワードで検索します。
その大半は、何か知りたい情報があったり、買いたいものがあったりなど、「それ」を調べるために検索しています。
コンバージョンしやすいキーワードを選ぶには、情報コンテンツだけではなく購入後のメリットや必要性を考えたコンテンツからキーワード選定する必要があります。
例えば、「子供用 ハサミ」で検索するユーザーは、
- 安全なハサミが欲しい
- 子供用のハサミの選び方
- 子供用のハサミの種類
- 子供に教えるハサミの練習方法
などの目的を持って検索していると考えられます。
ここで、「子供用のハサミ」を扱うサイトがコンバージョンさせたい場合、どのようなキーワードにするべきでしょうか?
先ほどの、検索する動機をもう少し詳しく見てみると…
- 安全なハサミが欲しい(購入段階)
- 子供用のハサミの選び方(検討段階)
- 子供用のハサミの種類(調査段階)
- 子供に教えるハサミの練習方法(調査段階)
このように、「子供用 ハサミ」と言っても、ユーザーが知りたい情報はそれぞれです。
そして、そのコンテンツが上位表示するようなキーワードを選びましょう。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
目的に沿ったキーワード選定
さて、子供用のハサミを売りたい場合、ターゲットキーワードを「子供用 ハサミ」で集客すると購入ユーザー以外の、購入は考えていないユーザーも多く集客することになります。
もちろん、それは悪いことではありませんが、コンバージョンしやすいキーワードを選ぶということを考えると、「安全」「教育」などのキーワードを複合キーワードとして選定するとコンバージョンに期待できます。
例えば…
- 安全に使える子供用ハサミの選び方(子供用 ハサミ 安全)
- 指先で頭がよくなる!おすすめ子供用ハサミはこれ(子供用 ハサミ 教育)
といったキーワードを元にコンテンツを用意しましょう。
Google検索に表示される「未指定:~」について
ここで少し余談ですが、Googleの検索結果に下記のように「未指定:~」と表示される場合があります。これは検索ワードが含まれていないページという意味で、検索クエリに関連するコンテンツをGoogleが表示しています。
上記の場合は、「子供用 ハサミ 指先 頭が良くなる」で検索してみると、「ハサミ」というキーワードがひとつも入っていないページ(この場合は「指先を使って子供の頭を良くする方法」)をGoogleがいくつか提案してくれています。
検索順位を決める要因とは
ユーザーにとって有益かどうかは別として…このようにGoogleは検索クエリに対して、関連ワードなどを元に内容を特定して関連性の高いページを表示しています。
SEO対策において、コンテンツを含め内部対策が重要だということがよくわかりますね。
しかし、Googleは文節など詳細までは理解することができません。
例えば、「子供用ハサミを使い、指先の運動をすることによって脳や神経に良い影響をもたらします。」という文章の中には、「子供用ハサミ」「指先」「運動」などのキーワードが含まれますが、これを「子供用の指先を使い、ハサミ運動をすることによって神経や影響に良い脳をもたらします。」といった人間が読めばすぐに間違いだとわかる文章をGoogleは100%理解することはできません。
下記のような間違った文節も理解できるようにアップデートを重ねていますが、内部要因だけでは検索順位を決めることができないということです。
しかも、まれに意味が違う文章になってしまうことがある。 したがって、このような文章はできるだけ避けるべきである。このように、文の順番がおかしいと、それぞれの文の意味は分かるものの、文章としての意味が分からなくなる。 このような場合、文章として意味が通じないばかりか、読者の誤解を招きかねない。
では、他にどのような要因で検索順位を決めるのかというと、それは「被リンク」です。被リンクが未だに検索順位の重要な要因のひとつとなっています。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
コンバージョンしやすいキーワード選定方法まとめ
話は逸れましたが、コンバージョンしやすいキーワードとは、キーワードの検索ボリュームの多さや、商品そのものを知りたいユーザーよりも、その商品を購入した後にできることや解決できることなどを訴求したキーワードで集客したユーザーの方がコンバージョンしやすいということです。
複合キーワードや、ロングテールのCVR(コンバージョンレート)が高い理由が、おわかりいただけるかと思います。
コンバージョンを上げるために、ぜひベネフィットをコンテンツ化して、そのコンテンツが上位表示することができるようなキーワード選定を行いましょう。
キーワード選定に便利なツール
キーワード選定に便利な無料ツールをご紹介します。
Google広告「キーワード プランナー」
Googleの「キーワードプランナー」ツール。リスティング広告出稿の為のアカウントを開設すると無料で利用する事ができる。
SEOツール「seodoor」
SEOの運用・管理ツールとして使えるSEOツール。月間検索数やSEO難易度、CPC、月間検索数の推移といったデータを一度に100件まで取得できるのでキーワード選定に便利な機能が使える。キーワード選定・調査機能の他、内部対策やコンテンツ対策までできる。
その他、キーワード選定については下記の記事も参考にしてみてください。