クローラビリティを改善して巡回しやすいサイトにしよう

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2016年07月13日 2022年11月16日

クローラビリティを改善して巡回しやすいサイトにしよう

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ウェブ上に公開されたページは、クローラーがサイトを巡回してインデックスされなければ、検索結果にも表示されません。
したがって、クローラーが巡回しやすいサイトにするということは、SEO内部対策にとって非常に重要な要素のひとつと言えます。

クローラーがページを見つけやすい、サイト内を巡回しやすいなどの事を「クローラビリティ」といいますが、クローラビリティを向上させる事はサイトを運営する上で着手しておきたいSEO対策となります。

なぜSEO対策に重要かというと、クローラーが巡回しやすいサイトにしておかなければ、クローラーが更新されたコンテンツを見つけることが難しくなり、新規で投稿したコンテンツなども含め、検索エンジンに反映されるのも非常に時間がかかってしまうからです。

上記を踏まえ、本記事ではクローラーにわかりやすいサイト設計にするためのクローラビリティ改善方法などをまとめたいと思います。

クローラビリティを改善して巡回しやすいサイトにしよう

クローラビリティを改善する方法

はじめに、クローラーは人間ではないため、コンテンツをデザインとして見ることができません。
そのため、クローラーはタグを読み進め、重要なキーワードやコンテンツのテーマなどの内容を把握しようとします。
そして、そのコンテンツ内に含まれる内部リンクを頼りにサイト内を巡回してクロールしていきます。

検索エンジンに評価されるためには、まずページがインデックスされることからはじまるため、クロールされなければ検索順位も付きません。

では、クローラーが巡回しやすいサイト設計とはどういった状態でしょうか?
それは、サイト内のディレクトリ構造や、内部・外部のリンクを改善することが主なクローラビリティの改善方法となります。
それでは、順番に説明していきます。

ディレクトリ構造を見直す

クローラビリティの改善にはディレクトリ構造を見直す事を検討すると良いでしょう。

例えば、サイト内に重要なページがあったとします。
その重要なページの階層を深くしてしまった場合、サイトの見せ方にもよりますが、ユーザーがそのページに辿り着くまでに数クリック必要となりますが、それはページの内部リンクを辿るクローラーも同じです。

しかし、クローラーは全てのページを巡回するわけではありません。
例えばサイトのトップページからやってきたクローラーは、いくつかのページを経由してその重要なページに辿り着くことになりますが、そこまでクロールしない場合もあります。

そのため、サイト構造をわかりやすくすることも重要ですが、コンテンツをカテゴライズする際にも注意が必要です。

もし、サイトのカテゴリを細かく分けて複雑にしすぎてしまい、クローラーが効率良く巡回できない状態の場合、重要なページを正しく認識することができない可能性があります。

そのため、2回程度のページ遷移で、どのページにもアクセスできるようなサイト設計にすることが大切です。

内部リンクを見直す

上述しましたが、クローラーはサイト内を内部リンクを辿ってクロールしていきます。
このため、内部リンクは、そのページに関連性の高いテーマの記事があれば、コンテンツ内のテキストに内部リンクを設置しましょう。
Googleは、関連性の高いリンク先を評価します。上位表示させたいからと言って、関連性の低いページへの内部リンクは極力削除しておきたいところです。

また、内部リンク設置する場所はコンテンツ内以外にも、関連記事を表示するプラグインなどもあるので、WordPressをお使いのサイトは、導入してみても良いかもしれません。

内部リンクに関しては下記の記事も参考にしてみてください。

皆さまは、内部リンクを意識したサイト構築を行っていますか?SEO対策には、大きく分けると「外部対策」と「内部対策」があります。どちらも重要な対策ですが、本記事では、「内部対策」の中から、内部リンクについて説明したいと思います。以前、執筆した「SEOを考慮した内部リンクの構築・調整について」にも書いたように、内部リンクのバランスは非常に重要です。内部リンクの調整は、検索順位にもかなり影響してきますので、しっかりと調整しましょう。また、この内部リンクについては下記の記事も参考にしてみてください。内部リ...

外部リンクを見直す

クローラーはリンクを辿ってサイト内を巡回します。
リンクを辿るのはサイト内の内部リンクだけではなく他のサイトからの外部リンクからも同じくクロールするため、外部リンクも大切です。
しかし、外部要素なため、こちらでは調整することができません。

被リンクを獲得するためにも、ユーザーの有益を優先させたコンテンツ作成を心がけましょう。

サイトマップを送信・更新する

クローラーにサイト内を効率よくクロールしてもらいたいなら、サイトマップ(sitemap.xml)にクロールが必要なページをまとめて、送信しておくことも大切です。

特にサイトのページが多い場合や、まだ立ち上げて間もない新しいサイトはクローラーの巡回を促すためにサイトマップは必要です。

サイトマップの作り方に関しては下記の記事を参考にしてください。

サイトマップ(xml)は検索エンジンのクローラーにサイトを巡回するページをわかりやすく手助けするためにサーバーに設定します。そのため新しくページを公開した場合には、絶対ではありませんが定期的な更新によって重要なページへのクロールを促進することが大切です。サイトマップには、「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」があります。「HTMLサイトマップ」は、webサイト内に設置され訪問ユーザー(人間)にサイトの構造をわかりやすく伝える用途となり、「XMLサイトマップ」は検索エンジンにサイトの構造を伝えクロールを...

クロール状況をチェックする方法

ページのクロール状況をチェックするには、Googleサーチコンソールを利用し確認しましょう。
サーチコンソールの「URL検査」をすると「前回のクロール」という項目が表示され、最後のクロールがいつだったのか確認することができます。
クロール状況をチェックする他にも、ページがインデックスされているかどうか?なども定期的にサーチコンソールにログインし確認するようにしましょう。

クロールの統計情報を確認する

サーチコンソールを利用すると、サイトにどのくらいの頻度でクローラーが巡回したのかを知る事ができます。
サーチコンソールメニューの「設定」>「クロールの統計情報」部分からレポートを確認できます。

クローラーの巡回頻度が増えたからといって、検索順位に直接影響するわけではありませんが、質の高いコンテンツを用意しても、クローラーが効率よく巡回しない状態では、上位表示に期待できません。

サイト構造を簡潔にして、常にクローラーが巡回している状態にしておくことで、インデックスも早くなり、正しく評価してもらいやすくなります。
ここの1日あたりのクロール数が少ない場合は、サイト内がクロールしにくい状態になっている可能性が考えられます。
サイトを管理する上で、定期的に確認しておきましょう。

site:~を確認する

また、コンテンツを新規公開した場合、すぐにはインデックスされない時があります。
SEO対策のためにも公開した後には念のため、site:(ページURL)で検索してみてインデックスされているかどうか確認しましょう。

もし、しばらくしてもインデックスされないようでしたら、サーチコンソールの機能「URL検査」を利用してクロールを促しましょう。

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クローラビリティについてまとめ

クローラビリティの改善は、クローラーがサイト内を効率良く巡回してインデックスを促進させるためのもので、先にも述べましたが直接、検索順位を上げるためのものではありません。

ユーザーが使いやすくするためのサイト構造改善などの内部対策は、ユーザーの為だけでなくクローラーのためにもなります。
ユーザビリティだけではなく、クローラビリティにも考慮したサイトを心がけて、検索エンジンに認識してもらいやすい内部対策を目指しましょう。

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